ライブ配信とモラル
このSNSが跋扈する世の中において、「ライブ配信」なるものが存在する。
あれほどに混沌として変な空間は他にないのではないだろうか。
好きな女優さんなどをフォローしている人も少なくないので見かけることがあるのではないだろうか
このように知名度のギャップが存在するようなライブを視聴するときに顕著に見られる面白さがある。
本日、朝休憩にインスタグラムを開くと、かの大美人「本田翼」がメイクライブをしていた
女性が見る分には「参考になる」という大義名分が生まれるが、24になろうかという男子が訳もわからぬブランド名、工程が矢継ぎ早に飛び交うメイク動画を見ているのを客観視するとまず面白い。
つまり、「メイク」などのコンテンツ関係なく圧倒的な美によって視聴してしまう。
フライパン洗いますでも見てしまうだろう
次に、この客観視のせいで私はコメントができないのだが、なにを発言しても意味を感じない部分である。しかし多くの人は一心不乱に、SNSというマジックミラーの向こうからコメントを投げかける。
「朝ごはん、なにたべましたー」
「(口を拭いた)ティッシュください」
「俺の嫁にみんな必死やな」などが挙げられる。
はっきり言えば地獄のような空間であるが、少し見上げれば、天国の光のような美しさがあるため上手いこと平衡が保たれている。
なぜそのような質問をするのですか?と頭の中でシミュレーションしてみよう。
考えられる返答1.
「なぜなど考えるべきではない、なんでもよいからライブ主体者のため、人気を表す一つの指標の構成員となるために質問をなげかけ盛り上げているのだ」
考えられる返答2.
「ネタである」「流れのようなものだ」
という返答がその人になりきった私から返ってきた。
しかし、このネタを言い訳にする文化は少しSNS上では行き過ぎている。
嫁だ嫁だと言う部分は内輪ネタのようで恥ずかしく本人の目の当たる部分で発する意味を私は感じないし、ティッシュのようにえぐいものは不快にさせる可能性だってあり得る。
マジックミラーの向こうであれ、モラルは守ってほしいものである。