広島、田舎の赤い屋根

私の曽祖父母の家は千代田町という、広島の北にあり、その町の多くの屋根は赤い瓦が張られた屋根が非常に多い。

 お墓参りをしに少し小高い丘を登ると、眼下が赤い屋根となるのがよく見えるので子供の頃は不思議に思いながらも、どじょうを捕まえるのに必死になっていて調べるのを忘れていた。

 

年末年始に訪れると、一面の銀世界で、魚たちも、ガキンチョもこたつに入って赤い屋根について考える時間が増える

 

まさかこの「銀世界」がヒントになっているとは知るよしもなかった。

 

結論から申し上げるにあの瓦は、「石州瓦」という島根県の石見地方で作られている、なんと日本三大瓦の一つだそうだ

クイズのために「三大」と付くものには弱い

 

東広島に特徴的と記事が散見されたが、私の記憶では北へ向かうほど多く見られたように感じる

古い建物が多いので今より物流が便利ではない時代では「距離の近さ」は多くなることへのパラメータとなりうる

 

そして極め付けは「寒さに対する耐久性」である。広島の北区は容赦がないほど雪が降る

近さと耐久性この二つの需要供給が、ばっちびとんと重なった結果と言える。

 

また、どじょうを捕まえにいこう

 

f:id:c2997924581031:20211118160803j:image