文系と理系
子供時代の経験は、未来に大きく作用してくるように思う。
日曜日になれば美術館の「水の国」や、科学館の江波山気象館、サヒメルに連れて行ってもらっていた私は根からの理系に育ち、今も物理を専攻している
文系と理系と言う言葉をいつ覚えたのかわからないけれど、苦手の言い訳に使いやすいので使い始めたのだろうと今は思う
最古の記憶では中学校、英語と社会が壊滅的にできなかった私は「理系だから」と切り札のように使い始めていた
それが言い訳だと気づくには高3まで待たなくてはならない
高3になり大学受験が接近中
英語が得意で当時教員になると言っていた文系の子は、模試などの数学でも安定して私より高い点数を叩き出していたのを知った
「文系だから、、」と言い訳できない事象に出会う
理系こそ力だと、肩で風を切っていた高校生は、立ち止まって考えることを余儀なくされたのだ
理系と文系と分けるメリットは、専門性が細分化された社会で必要な力を養うため
文系なら国語、英語、社会に特に力を入れて、理系なら理科、数学に力を入れ勉強することであるように思う
デメリットとしては、私のように文系理系を言い訳に専門科目以外に目を背けてしまうことが挙げられる
私の場合
理系だからと中学英語から目を背け
「苦手→特に勉強しよう」ではなく
「苦手→好きな理科だけやろう」と怠惰をかましていた
理系文系もくそもないときにカードを手に入れてしまったのだ
確かに好きな教科を伸ばすことは大切で、しかも楽しい
だけれど
理系であれ言葉、言語を使って表現する時もあるし、文系であれ論理的思考を必要とする時もある
言い訳として片付けるのではなく、少し立ち向かう勇気を持って勉強してみよう‼︎
と、ここで書いたからには、英語を勉強しなくてはならないと自分に枷をかけた
分詞は一生の敵である