夢の中は自分?

みなさんは夢の中で鏡を見たことがあるだろうか。あるなら自分の姿だっただろうか。

夢の中の人物は、現実の疑問など露知らず、鏡を見ようなどとは思わない。確かに身長が変化して視点が違えばわかりそうだが、夢の中ではその視点に違和感を覚えることはない。なぜなら、夢の中の自分が、現実の自分の存在を知っているとは限らないから、視点に対して疑問を持たない。

これがわかるには、夢での視点を起きた時も覚えておいて、現実において見比べるしかないが、視点はわかりやすくないので、鏡をみたシーンを覚えておきたいのである。

 

夢の中は自分であると錯覚してしまうのは、夢の中の登場人物が、知り合いであることが多い。または、知り合いだけ起きた時に覚えていやすいとも言える。だから、現実の自分に話しかけてくれる人と同じ人が、夢の中でも話しかけられると「自分」なのだと起きても思ってしまう。

しかし、知り合い3人が登場したとしても、よくよく考えれば、その3人と知り合いであるのは、自分だけに限定できるわけではない。

自分の家族と友達がでてくるならば、自分である可能性は高い。鏡を見るまでは、しかもそのシーンを覚えておきるまでは、観測者を取り巻く環境や他者から、自分が誰であるのか判断しなくてはならない。