月や太陽はなぜ丸いの?

月の疑問として出てくるのは、数ある形の中でなんで丸いのかである。月だけでなく太陽も丸い。直接見るのは大変で、フラットアーサー達には悪いが、自分達が立っている地球もまた丸い。

この丸だというには、遠くから見る必要があるのはいうまでもない。私たちが窓の外に目を向ければ、山があり、川が流れ、デコボコしているからだ。月にもクレーターがあるが、地球から見ると遠いのでまんまるお月様にみえる。

また、遠いことによる効果はもう一つあって、本当は丸ではなく球体である。この球体である理由が存在するのだ。

それは、ニュートン万有引力の法則である。この法則は「万有引力は、物体間の距離の2乗に反比例する」というものだ。比例するわけでも、1乗、3乗に反比例するのではなく、2乗に反比例する。

球の表面積は、距離の2乗に比例することが理由である。つまり距離が同じなら同じ大きさの力が与えられることになるため、凸である山は平され、川の凹みはいつかは埋められることになる。

また、万有引力、重力がある程度強くないと丸くならない。重力の小さな小惑星はデコボコしている。

逆に私が研究している中性子星は、ブラックホールには負けるとしても、重力があほほど大きいので、綺麗な球をしている。なんと1mmくらい周りより高い場所があれば「山」というのだ。